聖書の世界
久々に読書をしました。
とても胸に響いたので本の紹介とともに感想を述べたいと思います。
読んだのは阿刀田高 著『旧約聖書を知っていますか』です。
私は元々旧約聖書に興味がありました。
中高がカトリック系でアダムとエバやノアの箱舟などの知識をざっくりと持っていました。
またカインとアベルの人間が初めて人を殺した事件や、宗教上の理由で肉を食べることを禁じるなど、自分が今生きている時代にも聖書の教えが根付いているのではないかと感じていたからです。
就活でアマゾンポイントをもらったので、
旧約聖書で調べたところ、阿刀田さんの作品に出会いました。
面白すぎて半日で読み終わりました。
筆者がキリスト教徒ではないので、無宗教な日本人にも理解できるように書かれている点がとても面白く読みやすかったです。
私は創世記が旧約聖書の全てなんじゃないかという状態でしたが、読み終わって旧約聖書とはについてより理解しました。
創世記はほんの始めにすぎませんでした。
筆者が旧約聖書はするめのようだと例えていて、スルメの胴体部分であるアブラハム〜ヨセフの話がとても面白かったです。
ここでの話は画家や彫刻家たちがこぞって美術化しており、世界史で学んだ知識が繋がり、最高に面白かったです。
特にミレーの落ち穂拾いの意味が分かったのは感動しました笑
高校時代、なんで落ち穂拾ってんねんっていう長年の疑問が解消しました笑
また、もう一つ感じた点としては、
旧約聖書はイスラエルの人々にとって今でも大事な教典であり、その影響力の大きさをひしひしと感じました。
そしてキリスト教の原点であるところも大きいですよね!
今までイギリス、フランス、スペインに行って教会や絵画や王宮に圧倒されてきましたが、
こういう知識を持っとくだけで見方が大きく変わるなと、、。
旅行もただ行くんじゃなくて背景知識まで学んで行きたいです!!
就活終わったら西洋文化について勉強したい。
すごい知的好奇心をそそられました。
阿刀田高さんの作品で新約聖書とギリシア神話もあるみたいなのでまた息抜きに読み進めたいと思います。
終わり。
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