大学生の日常

考えていることをつらつらと。無宗教です。

読書


『旧約聖書を知っていますか』阿刀田高著
を読んでから何だか読書にはまってしまいました。


ダウィンチコードに引き続き、『ギリシア神話を知っていますか』を読みました。
こちらもとても読み応えがあり、自分の脳にシワが何本もできた感覚です。


本を読む習慣は今までほぼなかったんですけど、最近になって読書の面白さがわかってきました。
誰かがラインの一言で「Books make my life lich」と書いていたんですよ。
何だかいきってるなあ〜
と思ったものでしたが、今ならなるほどと思います。


本を読んでいると、今までふわふわ浮いていた知識が結びついて、自分の知らなかった世界が根を張って広がっていく感覚にとても興奮します。


一方で、悔しい気持ちもあります。作者と圧倒的な知識量の差を感じるからです。
この人は、きっと若いときから教養を身につけていたんだなあと思うと、何も考えずに言葉だけを丸暗記していた自分がただただ平凡で悲しいです。


今回はギリシア神話について学んだわけですが、中でも印象的だったのは「トロイヤ戦争」です。ギリシアとトロイヤの10年にもわたる戦争です。
ここで活躍する「アキレス」は、かかとに弱点を持っており、そこがアキレス腱の語源になっていることは有名ですよね。


高校時代、世界史の授業で「トロイヤ戦争」の映画を見せられたことを思い出しました。
アキレスをブラッドピッドが演じていたことをとてもよく覚えています。


あの時は、世界史の先生が内心ドヤ顔で映画を私たちに見せている気がして何だか気に食わなかったものです。


しかし、改めてギリシア神話について読んでいると、意識はまだ人類が出来たての時に飛んでいき、その時の出来事を身にしみて理解できた気がしました。


またギリシア神話の何が面白いかって、現代にも影響を与えている部分が多くあることですよね。本のプロローグとエピローグの語源はギリシアの神の名前であることは本当に面白いなと思いました。はるか昔のことが2000年以上経った今にも影響を残していることはロマンですね。


ギリシア神話は多くの美術家の創作意欲を掻き立てていて、多くの作品がヨーロッパにあります。今とてつもなくイタリアとフランスに行って美術品を眺めたいです。
イタリアにあるアポロンとダフネの彫刻が見たい!